仕事と子育て
昨日、友人とランチをしていた時の事。何年か前、外に働き始めた時の事を話そうとして、思わず涙がこぼれそうになって話が続けられなくなってしまった。
長男が小学校5年生になった頃、私は再び外に働きに出る事になった。それまでは、在宅で仕事をしていたのだが、ちょっとした事情でフルタイムで電車通勤、家に帰ってくるのは毎日6時過ぎという仕事をすることになってしまった。仕事を始める前、外で働き始めると、学校から帰ってきても私がいない事を説明し、それでもいいのか長男に何回か聞いてみた。長男もそれがどういう事を意味するのかピンときていないのか、別に構わないというので、思い切って外に出る事にした。
初めて仕事から帰ってきた日、私の帰りを待ち構えていた長男が「仕事どうだった?」と目を輝かせながら私に聞いてくれた。私は仕事の事よりも、初めて誰もいない家に帰ってきた長男はどうだったのか、淋しい思いはしなかったのだろうか、そっちの方が気になってしょうがなかった。その時の事を思い出すと、今でもちょっと胸がしめつけられる。目を輝かせながら聞いてくる長男に、「今日だけじゃなくて、これからは毎日、誰もいない家に帰ってこなくちゃならないのよ、わかってるの?」とその時は言えたのだっただろうか。
子供を育てながら仕事を続ける時、何回か仕事を続けるかどうか決断に迫られる時が女性にはあるのではないだろうか?まず、最初に悩むのは、もちろん子供が生まれた時。産前産後は少し休むのは仕方ないとして、その後すぐに赤ちゃんを預けて、外に働きに行くかどうか?私の場合、生まれてすぐ預けて外で働こうという気持ちにはなれなかった。小さい乳飲み子をおいて、働きには行けなかった。
その次ぎに決断を迫られるのは、子供がある程度大きく、2~3歳位になった時。ここで働かない選択肢をとった人は、子供を幼稚園に預ける人が多いと思うが、働く選択肢を選んだ人は、子供を保育園に預けることになる。私はここで、後者の選択肢を選んだ。長男が2才8ヶ月の時、泣き叫んでバスに乗せられ、長男は保育園に預けられた。
そして3回目に悩むのは学童保育が終わる時ではないかと思う。勿論、小学校に入学した時点でも悩む人もいるだろうが、保育園を卒業し小学校に入学しても、学童保育があれば、小学生になっても保育園時代と同じように安心して働き続ける事ができる。ただ、その学童保育も3年生まで。4年生からは学童保育はなくなってしまう。長男が5年生の時、ちょっと辛い気持や、かわいそうな気持ち、申し訳ない気持ちを抱えながら働き出した時の事を思い出し、あと約2年後、次男が4年生になった時、私はいったいどんな選択肢を取るのだろう?と思いをめぐらした。
思えば3人の子供の年令と、保育園や学童とのバランスで、在宅勤務、外勤を、細かな間隔で繰り返し、綱渡りしながら働いてきた。保育園で最後の1人になっている時は、「ごめんね」と言いながら走って迎えに行った。大きくなった息子に「おかえり」と言わせているのが、今でもちょっと後ろめたく、夕飯の材料と一緒に好きなお菓子を買物カゴについ入れてしまう。
子育てをしながら働き続ける女性は、きっと何らかの思いを断ち切って、そしていつもちょっと辛い気持ちを抱えながら働いているのではないかと思う。子供はそんな親の気持ちなんかこれっぽっちも感じてはなく、むしろ、いなくてラッキー!位に思っているのかもしれない。 それでも、できればいつも「おかえり」と迎えてあげたいと母は思う。そんな親心は知らないまま、子供は少したくましく育っていくのかもしれないけれど。
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コメント
@shihoさん

なんか励まされちゃったね。
shihoさんもはな★はるさんも、お母様は看護士さんですね。
看護士さんの子は、それこそ夜もいなかったりするんだものね。
それに比べれば、帰ってきた時にいない位なんでもないか。
専業主婦の一人っ子で育てられた私は、どうも過保護になりがちなのかもね。
「不器用な生き様」という言葉はいいですね。
それしか見せられないし。
いつか、それも子供のプラスになると
プラス思考に考えて、明日からもがんばります!
なんかちょっと元気が出てきた
ありがと
投稿 チャセ | 2008年5月20日 (火) 23時47分
失礼、気にせず打ってた・・・
可愛そうじゃなく、可哀そうでした。
漢字勉強しなくちゃ。
投稿 shiho | 2008年5月20日 (火) 21時51分
私の母もずっと働いていて看護士だった為、
が美味しくてそれが嬉しかったな。
夜勤の度に叔母のうちに預けられ
幼い時はかなり寂しかったです。
よく脱走して家に帰り、親戚が集まるといまでもその話が出ます
でも小学生の頃は、寂しいというよりは
「今ご飯作るから、これ食べてて!」
と出された、お菓子
@はな★はるさんのように、子供達はがんばっているお母さんをちゃんと見てるんだと思います。
子供達がやらなきゃいけない事も出てくるけど、
それは必ず子供自身の為になるし。
寂しいと思わせちゃうけど、それはマイナス面ではないと思います。
時間の長さではなく大事なのは密度と何かで読みました。
私の母が作る夕食は超超超手抜きで、よく文句言ったけど
同じ立場になってみると、よくがんばったなって尊敬しています。
お母さんが可愛そうと思うと、子供もそう思ってしまいそう…
大事なのは、へたくそでも、不器用でも母の生き様を見せることかな
将来、娘にはずっと働いていて欲しいし、
息子にはお嫁さんが働けるように、しっかり家事が出来る男になって欲しいです。
だから、子供達には
「お手伝い」ではなく、
「自分の仕事」として、家事をしてもらっています。
可愛そうじゃないよ


母親の気持ちひとつで、必ずプラスになるから
ガンバレ
投稿 shiho | 2008年5月20日 (火) 19時13分
@はな★はるさん
胸をはって尊敬できるのは「両親」と答えられるのは素晴らしい
常々、良い家庭環境に育ってきた方なんだなとは感じておりました。
親の背を見て子は育つと言うけれど、
まさに良い背中を見て育ってきたんだと思います。
私の母は専業主婦だったのですが、
専業主婦と働く母とに育てられた人との間には絶対違いがあると思う。
やっぱり働く母に育てられた人は自立心が強いのかな?
専業主婦に育てられた私は・・・ちょっと他力本願かも?
私のような母の背を見て育っていくわが子は不憫でもあります。
"愚痴は言わない" "恩着せがましく言わない"
"口を開けば勉強しろと言わない"
そんな何も言わない無口な母親の背中に、
今からでもなりたいと思います。日々精進。
ちょっと遅いか・・・
投稿 チャセ | 2008年5月19日 (月) 22時25分
私は子供がまだなので親の気持ちはわからないけど、
子供の気持ちはわかるかなぁ。
うちは、親がずっと共働きで、両親の働いている背中を見て育ったようなものなので。
母は今でも現役で働いていますし。
何か偉くなっちゃって辞めるに辞められないって感じらしいです(笑)
でも、やっぱり、子供から見て働く親ってすごい尊敬しています。
私、普通に「尊敬する人は?」って聞かれたら両親って胸張って答えますね。
たぶんずっと死ぬまで尊敬していると思うなぁ…。
今でも、仕事で悩んだ時、母親に相談すると、業種は全然違うのだけど、とても的確で思いもよらない視点からのアドバイスをいただいたりしています。
人生の先輩ってこういうことなんだろうな。と実感してすごくありがたく思います。
子供の頃は、そうね、母親がいなくて寂しい思いもした事もあったけど、逆に兄妹での助け合いはすごく良くしていたかなぁ。
居ないなら居ないなりに、その状況下でしっかり何とかするんですよね。子供って。
それに、子供はきちんと親の愛情わかってますよ。
今でも、時々、忙しい中でもあんなことしてくれた、こんなことしてくれたって覚えていて、思い出すと胸が熱くなる事いっぱいです。
だから尚、親に感謝しています。
今月、来月は母の日・父の日ね
投稿 はな★はる | 2008年5月19日 (月) 21時10分